あたりまえブログ

凡事徹底をテーマにしている中小企業の後継者が「大学時代の自分に伝えたいこと」を書いています。

赤字会社を「必ず」再建する日本電産流の意識改革

日本電産の永守氏シリーズ。前回は永守氏本人の著作を取り上げましたが、今回はベストセラーになっていた『日本電産永守重信社長からのファクス42枚』を纏めていきたいと思います。

 

本書は、著者の川勝氏が日本電産に在籍していた時代に永守氏から送られてきたファックスを基に、日本電産がなぜ全てのM&Aを成功させてきたかを紐解いています。

[目次]

 

一番以外は、皆ビリや

日本電産は買収した会社の役員から従業員に至るまで全員を引き継ぐことを特徴としています。そのため、永守流の経営を根づかせる上で重要な役割を果たすのが本社から派遣される代官役です。

 

当時、川勝氏が永守氏から与えられたテーマは2つありました。一つは、「一年以内の黒字化」です。そして時間を置かずして「業界1番」を達成することでした。

 

「一番以外は、皆ビリや」というのは、強烈な永守イズムを表しています。

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今でも京都先端科学大学の入学式でもまったく同じことを話しています。

 

当たり前のことを当たり前にやれる会社にせよ

日本電産は、買収会社の資産切り売りや人員リストラを行わない代わりに、「意識改革」を徹底的に行います。

 

日本電産M&Aの多くが、赤字会社の買収です。赤字会社だと、社員に負け犬根性が染みついており、後ろ向きな文化が醸成されています。

 

そうした会社は、日常管理面がノーコントロールになっていると川勝氏は指摘します。「当たり前のこと」を管理項目として管理し、会社全体で共有し、徹底させることで意識改革を行っていきます。

 

結果報告は○△×でいい

日本電産進捗管理の資料には、たった3つの項目が記されています。

  • 計画通り達成できたなら○
  • 8割ほど実現できた場合は△
  • 8割以下なら×

前期の結果を受けて、来期はどうすべきか、何をやるか、どうやるかということがページ一面に記載されていると言います。

 

ある幹部が経営方針発表会で計画未達の理由を説明していたところ、永守氏が「いつまでできない理由をダラダラと喋っているんだ。大事なのはこれからどう戦うかだろう。」と厳しく叱責したそうです。

 

私の評価

評価:B

A:殿堂入り

B:本棚に残す

C:買いだが、一度読んだら売る

D:図書館で流し読む

E:時間の無駄 

非常に勇気を貰える言葉の数々で心が奮い立ちます。

 

日本電産永守重信社長からのファクス42枚

日本電産永守重信社長からのファクス42枚

 

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