あたりまえブログ

凡事徹底をテーマにしている中小企業の後継者が「大学時代の自分に伝えたいこと」を書いています。

製造業の自動化はどこまで進んでいる?

先日、このような記事を目にしました。

www.nikkei.com

内容としては、以下の三点。

  1. ダイフクは物流の自動化設備で世界首位。M&Aを活用することで他社を先行している
  2. 強みは(1)自動化技術を有していること、(2)自社で物流システム全体の設計をできること
  3.  トヨタの生産ライン自動化システムやユニクロの倉庫の自動化を手掛けている

 

実際のところ、現時点でどこまで自動化が進んでいるのでしょうか?今回はその実態を見ていきましょう。

 

[目次]

 

各社の倉庫ロボット(動画)

実際に幾つか動画を見てみましょう。

 

ダイフク

まずは、ダイフクのYouTube公式チャンネルが掲載している動画から。

www.youtube.com

30秒と短い動画ですが、あらゆる場面において人が登場しません。 そして、想像以上に狭いスペースでの自動化ができています。

 

ファーストリテイリングユニクロ

続いて、ユニクロが出している動画。

www.youtube.com

こちらも人が登場したのは、ピッキング作業の1回だけ。

 

ロッテ製菓(韓国)

こちらは、ダイフクが手掛けた韓国ロッテの生産・物流システム。上記と比べると、人が介在していますが、ほぼ全自動で工程が進んでいきます。

www.youtube.com

私は以前、ロッテの国内工場を見学に行ったことがありますが、同様に自動化が進んでおりました。

 

Amazon

冒頭に掲載した記事の後半では、ダイフクのライバルとしてAmazonの名前が出てきます。そのAmazonは「完全」自動化には否定的。完全無人化には10年かかるとし、現在の技術で実現可能なことを粛々と進めています。

jp.reuters.com

 

Amazonが公開した倉庫ロボット。商品棚がまるでお化けのように一人で動きます。 

www.youtube.com

ファストリと同様、梱包作業を自動化。なんと1,300人分の仕事を自動化しています。

jp.reuters.com

 

製造業における自動化のメリット

先日、自動化を手掛けているメーカーに話を伺ってまいりました。

 

その会社は、ダイフクのように仕入~生産~梱包~配送などのすべてのプロセスの自動化を手掛けています。各機械メーカーの製品を活用し、設計を手掛けるインテグレーターです。

 

その会社で自動化を担当する役員に自動化のメリットを確認すると、意外な回答がありました。

 

彼の回答は次のとおりです。

自動化は単純に「人件費の削減」だけで効果を計算してはいけない。24時間稼働することによる生産性の向上や在庫の回転率の向上などの効果もある。

 

意外と顧客が見落としているのが、ロボットは私たちのように照明は要らないということだ。無人化した工場では常に照明をつけていないため、電気代も削減される。ある大手メーカーでは、照明代の削減額「だけ」で投資を回収する目途がたったと言っていた。 

単純に人件費だけ見るのではなく、総合的に判断しないといけないということを繰り返し仰っていました。

 

無人化工場をつくるには、どのくらいの金額がいるのか?

ここからは金額の話。私の家業のような、中小企業でも無人化はできるのでしょうか?

 

調べてみると、以下のような事例が出てきました。

勿論、規模にもよりますが、現時点での無人化には数十億~数百億の費用がかかるとみていいでしょう。

 

中小企業ではとても捻出できる金額ではないので、部分的な自動化を図っていくしかないのが実情だと思います。

 

今後もこのテーマは調べていきたいと思います!