あたりまえブログ

凡事徹底をテーマにしている中小企業の後継者が「大学時代の自分に伝えたいこと」を書いています。

松本晃氏の言葉から考える「組織の最適なリソース配分」

松本晃という経営者がいます。 

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松本氏は、ジョンソン&ジョンソンやカルビーの社長を務め、増収増益の企業体質を創り上げた「プロ経営者」です。カルビーの会長を退任後、RIZAPのCOOとなったことも話題となりました。

 

RIZAPでは他の経営陣との意見が合わず、6月をもって取締役を退任することとなりました。今後は自身で会社を興す道を選んだようです。

business.nikkei.com

 

[目次]

 

経営者の視野は「20:50:30」

松本氏は、J&J時代から本質を突く考え方と言葉が有名です。松本氏の数ある名言の中で、私が非常に感銘を受けた言葉があります。

 

会社の経営者の視野は、車の運転と一緒で、遠くを見すぎても目先ばかり見ていてもいけません。基本となるのは20、50、30だと考えています。これから1年間のことに20%、13~24ヶ月先の事に50%、25ヶ月以降の事に30%という配分で自分の全精力を傾けます。 

 

この言葉に出会うまで、ユニクロの柳井氏のような「全員が経営者目線を持つ組織」を目指すべきだと考えていました。しかし、全員が経営者の視座で仕事をする組織は、適切な状態ではないと今は思っています。

 

例えば、私は新卒入社から3年半、営業としての日々を過ごしました。当時の私を振り返ると、将来の目線なんて全くありませんでした。

 

今年度の数字をどうするか?

半期の数字をどうするか?

今月の数字をどうするか?

今週の数字をどうするか?

明日の数字をどうするか?

今日の数字をどうするか?

今は何をすべきか?

 

目線は全て「目の前の数字」にしかありませんでした。当時の私にとって、仕事とは「目先の数字を上げる」ことでした。

 

数年たった今、自分の見ている矛先は全く違うものとなりました。家業の後継者として、特定の部署に従事することなく、自由な立場で仕事をさせてもらっています。会社の将来に関することが仕事です。営業として目先の数字を追っていた時代とは目線が全く異なります。

 

楠木氏が述べていた通り、それは担当者と経営者の違いともいえます。現場の担当者にとっては、基本的に「目先の仕事」以外に時間を費やすことはあり得ません。

 

言い換えれば、会社の将来に時間を費やせるのは、会社において「経営者」のみということです。目先の仕事に追われて、将来設計に時間を使えていない経営者は、経営者としての役割を果たせていないとも言えます。

 

最適な組織設計

では、各人が自身のリソースをどのように配分するのが組織として適切でしょうか?

 

私は以下ではないかと考えています。

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1年以内の仕事に集中してくれる担当者がいるからこそ、経営者が将来設計にリソースを割けるし、経営者が将来設計をするからこそ、社員も目の前の仕事に集中できるのだと思います。どちらが良い悪いではなく、役割の違いがあるだけです。

 

だからこそ、経営者は自分はもちろん、組織が上記のようなリソース配分ができているか、常に意識をする必要があります。

 

私自身の視野

以前も書きましたが、私自身は5年程度ののスパンで現在動いていており、以下の通り配分したいと考えています。

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目の前のことは、社員に任せ、将来のための対話や実務を行ってまいります。