あたりまえブログ

凡事徹底をテーマにしている中小企業の後継者が「大学時代の自分に伝えたいこと」を書いています。

トヨタでも単独では生き残れない?「デジタル・ディスラプション時代」とは

ここ数日の決算発表のニュースは衝撃的でした。

 

5月8日のトヨタの決算会見において、豊田社長は次のとおり述べました。

  • 車は社会システムの一部になり車の概念は変わる。これまでのビジネスモデルが壊れることを意味する。
  • モビリティカンパニーにフルモデルチェンジすることが私の使命だ。
  • わたしたち企業も単独では生きていけない。これからは仲間作りがキーワード。

 

一方、 翌日に行われたソフトバンクの決算会見で、孫社長が述べた言葉は豊田氏と対照的でした。

  • インターネットは広告や小売業を“革新”したが、ソフトバンク・ビジョン・ファンドが投資するAIはあらゆる産業を“革新”する。
  • あらゆる国・分野においてナンバーワンであるAI起業家集団と協力する“AI群戦略”によって、今後も二次曲線で株主価値を上げていく。
  • 成長率が1倍以下の産業を再建する『再建の神様』がいるが、頭の使い方を間違えている。事業化としては失格だ。
  • ついに私の時代が来たと燃えている。

日本を代表する2社の対照的な状況から、「いよいよテクノロジー産業が既存産業を飲み込むような時代が来た」と危機感を覚えました。天下のトヨタですら単独では生き残れない時代が到来する可能性があるのです。

 

大前研一氏は「現代はデジタル・ディスラプションの時代だ」と説明します。デジタル・ディスラプションとは、「デジタル・テクノロジーによるイノベーションがビジネス秩序を覆し、破壊すること」を指します。

 

直近、上場をしたことでも話題のAirbnbUberはデジタル・ディスラプター(破壊的企業)の代表例です。Airbnbは既存のホテル業界、Uberは既存のタクシー業界をはるかに凌駕しました。Amazonによってリアルな小売店が破壊されているのも同様です。

 

デジタル・ディスラプターバリューチェーンや商慣習の非効率な産業や製品を見つけると、AIやロボットなどのテクノロジーを駆使して、一気にディスラプトしてしまいます。大前氏は「古い業界だけでなく、今ではクリエイティブ領域までもが標的にされている」と語ります。

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加えて、大前氏は次のように述べています。

どこかの国であるシステムが発達すると、それが一気に世界に広がるのを止めることができない。破壊されるスピードや規模が非常に大きくなり、すべての産業で「突然死」がいとも簡単に起こる。これこそがデジタル・ディスラプションの本質なのだ。

デジタル・ディスラプションを可能にしているのが、デジタル・テクノロジーの普及と低価格化だ。世界中の人々がスマホを持つようになったため、これまでのように、国や地域別にシステムを作って対応する必要がなくなったのである。

これまでモノやサービスの提供者が秩序を作り、市場を支配してきた。ところがデジタルディスラプションが可能になった時代は、そうはいかなくなる。主導権は提供されたものやサービスを選択するだけだったユーザに映るのだ。

 

私もトヨタと同様、いかにディスラプトされないように協業・共創していくかが今後のカギだと感じています。現時点では具体的ではありませんが、これから方向性を掴んでいきたいです。

 

私の評価

評価:D

A:殿堂入り

B:本棚に残す

C:買いだが、一度読んだら売る

D:図書館で流し読む

E:時間の無駄