W杯お疲れ様シリーズ第二弾。前回の本田圭佑本の記事はこちら。
今回は、長年キャプテンを務めた長谷部誠選手のベストセラー、『心を整える』を取り上げます。2011年出版なので、当時27歳の長谷部選手が執筆された訳ですが、こんな立派な27歳いますかね・・・。奇しくも私がちょうど27歳なのですが、全くここまでのレベルには達していません(当たり前ですが)。
本書は、26歳から日本代表のキャプテンを任され、チームを背負ってきた長谷部選手の誠実さやストイックさが滲み出た本になっています。発売当時は、20歳前後で「あーすげーなー」くらいにしか思っていなかったのですが、27歳になった今読み返すと、当時の長谷部選手との差にちょっとへこみました。
特に、日常生活でのこだわりが素晴らしいと感じました。勿論、サッカー選手は日々の心身のケアが重要ということはありますが、しっかりと意識的に日々の生活に「心を整えるためのTo Do」を落とし込んでいるんですよね。
心を整えるための日常動作
長谷部選手は、メンタルを強くするというよりも、「心をメンテナンスする」「心を整える」ことを意識して生活しているとのこと。例えば、毎日必ず30分間の心を鎮める時間をつくったり、お香を焚いたりしているそう。この辺りは自分でも時間をつくり、改善できると感じます。
楽な方に流されない
浦和レッズ時代、僕はなるべく派閥みたいなものに属さないようにしていた。どのグループも仲が良いけれど、いつも一緒にいるわけではない。もしかしたら、イオ応期オオカミのような印象を持たれていたかもしれない。ただし、これはチームメイトとの付き合いを避けるのとは違う。自分だけが腹を割らない、ということでもない。僕は常にみんなと信頼関係を築きたい。では、どうして派閥に属さないのか。それは「グループに甘える」関係になるのが嫌だからだ。
今の仕事では全くグループには属していませんが、それでもどうしても付き合いや食事をするメンバーが偏ってしまいます。リーダーがある一定のグループと仲良くすれば、他の人たちはどのように感じるか。自分がリーダーになったら、バランスよく接することができるだろうか。
自分の意志が弱く、楽な方に流され、そのせいで支えてくれる人たちを傷つけてしまった。今でも楽な方に流されそうなことがあるし、実際流されてしまうこともあるけれど、そんな時に両親、恩師など色々な人を思い浮かべると皆の存在が弱い心にブレーキをかけてくれる。
今の私で言うと、TOEFLの勉強をサボってしまうことが結構あって。もはやこのブログを書いている時間もサボってる時間な訳ですが、自分がお世話になった方々に胸を張れる日々を過ごしているか、自問自答する必要があると感じます。
私の評価
評価:D
A:殿堂入り
B:本棚に残す
C:買いだが、一度読んだら売る
D:図書館で流し読む
E:時間の無駄

心を整える。 勝利をたぐり寄せるための56の習慣 (幻冬舎文庫)
- 作者: 長谷部誠
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2014/01/29
- メディア: 文庫
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